【センバツ】常総学院・武田が“4番の仕事”6回に決勝犠飛、指揮官「本番に強い」

[ 2024年3月25日 13:11 ]

第96回選抜高校野球大会第6日第1試合 1回戦   常総学院1―0日本航空石川 ( 2024年3月25日    甲子園 )

<日本航空石川・・常総学院>6回1死三塁、常総学院・武田は先制犠飛を放つ(撮影・大森 寛明)
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 1回戦最後の試合は、3年ぶり11回目出場の常総学院(茨城)が初戦で、4年ぶり3回目出場の日本航空石川(石川)と対戦。1―0で勝利し、4年ぶりの初戦突破を果たした。

 決勝点を叩き出したのは、4番・武田勇哉(3年)だ。両軍無得点の6回1死三塁から外角球を逆らわずに右方向に運ぶ犠飛で、三塁走者の池田翔吾(3年)が生還した。

 島田直也監督は、4番の“一振り”について「4番ですね。打撃の調子の悪さが出ていたんですが、本番に強いなと思いました」と話した。

 武田は、名門・常総学院で1年時から4番を任されてきた。昨秋の関東大会では3試合で5安打を放ち、4強入りに貢献。準々決勝では本塁打も放った。長打力と確実性を兼ね備えた、世代屈指の右の長距離砲がセンバツの舞台でもしっかりと結果を出した。

 ◇武田 勇哉(たけだ・ゆうや)2006年(平18)9月19日生まれ、千葉県出身の17歳。薬円台小1年時に薬円台リトルスターで野球を始め、二宮中時代は白井中央ボーイズに所属。父・康宏さん(45)を相手に打撃練習してレベルアップした。康宏さんは千葉・市川高時代に球速140キロ台の右腕としてプロからも注目され、東京六大学の法大に進学した。常総学院では1年秋から4番を担う。憧れの選手はカブス・鈴木。1メートル82、87。右投げ右打ち。

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