ソフトBモイネロ「試合じゃなくても問題ない」 ライブBPの55球で仕上げ完了

[ 2024年3月25日 06:00 ]

ソフトバンク・モイネロ
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 あえての選択がハマり準備は整った。開幕2戦目の30日オリックス戦で先発予定のソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)が24日、筑後ファーム施設の室内練習場でライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板した。

 打席に立ったのは西尾、重松、大泉、石塚の4人。3イニング55球を投じた。「スライダーをゾーンに投げること、直球を上下、左右しっかりコントロールすることを意識して投げました」。直球の最速は150キロ。安打性の当たりは3本だった。

 当初は広島とのオープン戦に先発して最終仕上げをする予定だった。ただ、前日段階では天候不良の予報で試合の開催が不透明だった。首脳陣と話し合って今回の選択をし、それが結果として奏功した。

 実戦マウンドよりも自らの目的に重点を置いて投げることができた。「試合じゃなくても問題ないですし、逆にライブBPの方がダメだった投球を何度もできたり、細かい調整ができる。ライブBPの方が良かったのかなと思います」と笑みを浮かべた。

 今季が先発転向1年目。母国キューバでの入念な準備に加え、さすがの適応能力も見せている。リリーフで圧倒的な投球を続けてきた左腕が3・30の先発マウンドで難敵・オリックスを封じる。 (木下 大一)

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