大谷翔平 本拠デビュー戦は2打数無安打1四球で交代 水原氏違法賭博問題も本拠ファンは一番の声援で歓迎

[ 2024年3月25日 10:31 ]

<ドジャース・エンゼルス>試合前、ハグするドジャース・大谷(右)とエンゼルス・トラウト(撮影・白鳥 佳樹)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、ドジャースタジアムで行われたオープン戦・エンゼルス戦に「2番・DH」で先発出場。7回に代打を送られ、移籍後初めて本拠での実戦は2打数無安打1四球で途中交代した。通訳を務めていた水原一平氏(39)が「巨額の窃盗の疑い」で20日にチームを解雇された後、初めて米国での試合となったが、本拠ファンはどの選手よりも大きな声援を送り、温かい拍手で大谷を迎えた。試合は2回に4得点して先制したドジャースが5-3でエンゼルスに勝利した。

 初回の打席では、韓国での開幕シリーズでも使用したブルーノ・マーズの「24K MAGIC」を登場曲に使用。「it's show time」の軽快な歌詞に乗って打席へ向かったが、この打席は1ボールからの2球目を打ち損じて左飛に倒れた。

 2回の第2打席は3点リードの2死二、三塁の場面。カウント3-1まで持ち込むと、5球目の外角スライダーも見極めて1球も振ることなく四球を選んだ。続く、3番・フレディ・フリーマン内野手が押し出し四球を選んで追加点につなげた。

 第3打席は4点リードの4回1死走者なしの場面。カウント3-1から5球目をスイングしたが、これが自打球となり右足くるぶし付近を直撃。激痛に表情をゆがめるシーンもあった。その後、フルカウントからの7球目のツーシームにバットが空を切った。

 3月20、21日に韓国で行われた開幕カードのパドレス戦では計10打数3安打2打点、1盗塁を記録。通訳を務めていた水原一平氏が「巨額の窃盗の疑い」で20日チームを解雇され、この試合が米国に帰国後初の実戦だった。

 水原氏解雇を受け、大谷の弁護士が所属するバーク・ブレトラー法律事務所の広報担当者は「我々は大谷翔平が大規模な窃盗の被害者であることを分かり、我々はこの問題を当局に引き渡している」と声明を出した。水原氏による違法賭博問題で、大リーグ機構(MLB)は22日に大谷と水原氏の捜査手続きを開始したと発表した。様々な声や情報が渦巻く中、グラウンドでは淡々とプレーした。

 大谷は明日25日(同26日)に水原氏の「巨額の窃盗の疑い」で解雇されたことについて取材対応する意向を示している。大谷はエンゼルス戦で途中交代すると、試合中に帰途に就いた。

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