能見篤史氏 才木はローテを守る以上、悪いなりに試合の中で何ができるかを考えるべき

[ 2024年3月25日 05:15 ]

オープン戦   阪神2-5オリックス ( 2024年3月24日    京セラD )

<オ・神>先発した才木(撮影・大森 寛明)
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 【能見篤史 視点】7安打された阪神の才木は回を追うごとに修正した部分は見えた。あとは開幕に向けた微調整が必要。一球一球をしっかりイメージして投げてほしい。ローテを守る以上、調子の良しあしで試合が左右されるのではなく、悪いなりに試合の中で何ができるかを考えるべき。悪いから打たれるとは限らない、ということも理解してほしい。

 チームは3勝だけでオープン戦を終えた。結果は出なかったが、長いシーズンを最終的にいかに戦うか。真価を問われるのはここからになる。注目は開幕の巨人戦に集まるが、その3試合ですべてが決まるわけではない。日本一になった昨年は、岡田監督も言うように出来過ぎの部分はあった。どの球団もいい形で入りたいと思っているが、大事なのは苦しみながらも8月、9月の勝負どころにどう持っていくか、だ。

 戦力的にいろんな選手がいるのが阪神の強み。欠場した大山、近本も開幕までにしっかり準備してくれると期待している。開幕までの時間をどう使うか、それぞれがやるべきことは分かっているはずだ。 (スポニチ本紙評論家)

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