【センバツ】常総学院“プロ注目右腕”小林が完封!1―0勝利、9奪三振に「守備を信じて低めに投げた」

[ 2024年3月25日 11:08 ]

第96回選抜高校野球大会第6日第1試合 1回戦   常総学院1―0日本航空石川 ( 2024年3月25日    甲子園 )

<日本航空石川・常総学院>常総学院の先発・小林(撮影・北條 貴史)
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 1回戦最後の試合は、3年ぶり11回目出場の常総学院(茨城)が初戦で、4年ぶり3回目出場の日本航空石川(石川)と対戦。1―0で勝利し、4年ぶりの初戦突破を果たした。

 プロ注目の最速149キロ右腕・小林芯汰(3年)が前評判通りの投球を見せた。伸びのある直球と切れのあるスライダー、カットボールを中心とした投球を展開。初回を3者凡退で立ち上がると、2回1死二塁から連続三振。4回2死一、三塁は空振り三振に仕留め、5回まで毎回の8三振。7回1死三塁でも強気の投球で三振、一飛に打ち取り、最終9回も1死一、三塁のピンチを切り抜けた。

 試合後、小林は、5安打完封、9奪三振の力投を振り返り、「力を抜いて自分の投球ができました。よかったのは真っすぐの質とカットボール。自分の持ち味を出すことができました。9回は逆転の走者がいたので1つ1つということを確認して投げました。自分たちの売りは守備、守備陣を信じて低めに投げました」と話した。そして、次戦に向けて「自分の長所を生かして真っすぐをしっかりと投げたい」と誓っていた。

 常総学院の投手で選抜での完封は94年の66回大会で清本隆治が初戦の岡山理大付、2回戦の高知商で完封して以来、史上2人目。島田直也監督は同校で準優勝した87年夏の甲子園で2度の完封勝利を挙げている。

 ◇小林 芯汰(こばやし・しんた)2006年(平18)12月8日生まれ、栃木県出身の17歳。小学1年時に藤岡学童クラブで野球を始める。中学時代は佐野シニアに所属し、3年時に夏の全国大会に出場。常総学院では1年の春季大会からベンチ入り。趣味は寝ること。好きな言葉は恩返し。1メートル80、82。右投げ右打ち。

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