ダル緊急守護神に抜てき!あの山田久志氏が提言 “困ったら”あの投手「ダルビッシュとダブってくる」

[ 2023年3月8日 11:14 ]

2009年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でクローザーに抜てき。最後は胴上げ投手となったダルビッシュ有投手
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 野球評論家で、2009年の第2回WBCでは投手コーチを務めた山田久志氏(74)が8日、読売テレビ「朝生ワイド す・またん!Zip!」(月~金曜前5・10)に出演。9日にWBC初戦を迎える日本代表にエールと提言を行った。

 7日のオリックス戦で最後の強化試合を終えた日本代表。ここまで村上、山田ら本調子とまでいかない打者が多いが、山田氏は「気持ちが変わってくるから問題ない」と断言した。そのうえで世界一奪還にカギを握るポイントは「やっぱり投手が、監督、コーチが期待している流れに入っていくこと」と、投手力が頼みだと語った。

 09年のWBCを振り返り、計算通りにいったか、と聞かれた山田氏は「いかない。それはいかない」と苦笑い。あの大会は守護神で考えていた藤川球児が不調で、準決勝からは当時22歳のダルビッシュを抜てきした。当初は“拒否”していたというダルビッシュと何度も話し合い「最後は本人も了解してくれた」と大胆な配置転換が奏功し、世界一連覇を達成した。

 番組では、今大会でもし守護神に不安があった場合、先発投手から誰を回すかとして、山田氏に聞いたところ「困ったら、佐々木を使えって。あの真っ直ぐとフォークで十分と言ったことがある。ダルビッシュとダブってくる。私の時はダルビッシュがああいう感じだったから。WBCで何かを感じてつかんだら、ダルビッシュのような投手になれるんじゃないかな」とエールを送った。

 また日本の優勝の可能性については「この投手陣を前面に押し出せば、そうは打たれない。(世界一の可能性は)70~80はある。良い選手が多いもんな、強いと思うよ」と本命に推した。

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