滝川二・坂井 実力校相手に3回1安打無失点5奪三振 今秋ドラフト候補の最速149キロ右腕

[ 2023年3月8日 14:34 ]

練習試合   滝川二6―6箕面学園 ( 2023年3月8日    滝川二G )

<滝川第二練習試合>練習試合で好投を見せる滝川第二・坂井陽翔(撮影・後藤 正志)
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 今秋ドラフト候補に挙がる最速149キロ右腕、滝川二(兵庫)・坂井陽翔投手(2年)が8日、神戸市西区の同校グラウンドで行われた箕面学園(大阪)との練習試合に先発し、3回1安打無失点、5奪三振の快投を演じた。

 「球数を気にしながら、力感なく、いつも通りの球を投げることを意識していました。ある程度は、できたと思います」

 「5番・投手」で臨んだ今春2試合目の対外試合のマウンド。この日の最速144キロを計測した直球に、カットボール、カーブ、スライダー、フォークなど多彩な変化球を織り交ぜて相手打線に的を絞らせない。初回先頭打者から奪った空振り三振を皮切りに、計9アウトのうち5つを三振で奪った。3回2死無走者から三塁前に転がったボテボテの打球を内野安打とされたものの、許した走者はその一人だけ。要した球数は約30球。登板前に思い描いた通りの理想的なペースで、予定の3イニングを投げ終えた。昨秋の大阪大会3位で、近畿大会に出場した実力校相手に、格の違いを誇示。ネット裏からは巨人のスカウトが目を光らせた。

 今春の対外試合初登板となった4日の報徳学園戦では、3回6安打4失点と精彩を欠いた。この日の投球こそが、1メートル86、83キロと体格にも恵まれた本格派右腕の本来の姿と言える。自身初の甲子園出場とプロ入りを目標に掲げ、勝負の1年に臨む。

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2023年3月8日のニュース