阪神・大山に岡田監督が“メス”　不振脱却へ甲子園で打ち込み敢行　指揮官「ちょっと気分転換して」

WBC強化試合   阪神4－7韓国代表 （ 2023年3月7日    京セラD ）

甲子園球場で岡田監督（左）が見つめる中、打撃練習する大山（撮影・奥　調）
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　悩める主砲に指揮官の“メス”が入った。午前中、韓国戦を前にした阪神ナインが続々と京セラドームに姿を見せる中、大山は岡田監督の指示のもと甲子園で打ち込みを敢行。不振脱却へリフレッシュも兼ねた処置だった。

　「おまえら（報道陣）おらんと思ったからこっち（甲子園）に来たのに」。“隠密”にすることがかなわず苦笑いを浮かべた監督だったが「なんかゲームになったら崩されるからな。またインコースをな。ちょっと頭の体操をさせんとな」と打ち込みの意図を説明した。

　2月の対外試合では無安打に終わり、4日のオリックス戦（甲子園）でようやく“初安打”。捕邪飛だった同日の2打席目について「今年一番ええスイングした」と評価していた。ただ、その後の2試合は計7打数無安打。この日も7回に代打で出場し1打席目は四球、9回の第2打席は遊飛に終わった。

　岡田監督は「今日は最初から出すつもりなかった。ズルズルいってもあかんと思って1日外そうと思ったけど。ちょっと気分転換して」と9日のオリックス戦（京セラドーム）からの復調を願った。