阪神・西勇　WBC韓国代表に長打許さず4回1失点　「少しでも参考になれば」侍にエール

WBC強化試合   阪神4－7韓国代表 （ 2023年3月7日    京セラD ）

＜阪神・韓国＞4回を1失点に抑えた西勇（撮影・大森　寛明）
Photo By スポニチ

　開幕ローテ入りが決まっている阪神・西勇は、4回3安打1失点で開幕へ順調な調整ぶりをアピールした。

　「誠志郎（坂本）と配球を組み立てながらいろんな球種を投げ込むことができた」

　序盤からテンポ良くアウトを積み重ねた。テーマに掲げていた配球パターンも試し「カットボール、カーブだったり、実戦の中でバッターの反応が見れて良かったですし、手応えを感じている。（パターンも）増やしていけるんじゃないか」と力強くうなずいた。

　エドマン、金河成（キムハソン）ら本戦でも打線の中核となる韓国代表の面々とも対戦。4回には連打で1点を失ったものの長打は1本も打たれなかった。「今日の投球がWBC日本代表の選手に少しでも参考になればうれしい」。高い制球力を誇るからこそできるデータ集め。侍ジャパンへのエールにも似た快投だった。