日本ハム 新球場ファウルゾーン改修不要 野球振興協力金を支払い規定より狭いままでOK

[ 2023年3月8日 06:00 ]

内覧会が行われた「エスコンフィールド北海道」
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 日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」のファウルゾーンが規定より狭い問題で、当初予定した改修はせずに日本ハムが永続的に使用できることが7日、決まった。代わりに日本ハムは日本野球機構(NPB)に野球振興協力金を支払う。榊原定征コミッショナーが提案し、6日の実行委員会で全会一致で承認された。

 本塁からバックネットまでの距離が公認野球規則の定めより約3メートル短い問題では、昨年11月の12球団代表者会議で日本ハムが23、24年オフに改修を行うことを条件に特例で使用が認められた。ただ、同会議では野球規則の改正を進めることも決めており、昨年の段階で今回と同様の提案で早期決着を図ることも可能だった。開幕前の今回の決定は、改修についてファンの批判が高まったことなども要因となった模様だ。

 協力金の額は公表されなかったが「改修費用などを勘案し、誠意ある金額の提示をお願いする。今回の事案で球団の反省と誠意の証として寄付してもらう」とNPB井原敦事務局長。金額は約3億円とみられる。

 ≪温泉・サウナ施設お披露目≫新球場「エスコンフィールド北海道」と、周辺施設「Fビレッジ」の内覧会が行われ、世界初の球場内温泉・サウナ施設「tower eleven onsen&sauna」がお披露目された。左翼にある5階建てビル「TOWER11」の3階にあり、サウナ室や浴槽から試合観戦が可能。フィールドに面した「ととのえテラスシート」(予約制で1日24席限定)では、温泉・サウナ後に整いながら試合観戦ができる。またFビレッジ内で、たき火やバーベキューなどを楽しめるグランピング施設「ALLPAR」などが紹介された。

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2023年3月8日のニュース