ブルージェイズ・菊池 3回無失点に「ゾーンを積極的に攻められた」 OP戦3試合、計7回連続無失点

[ 2023年3月8日 08:00 ]

パイレーツ戦に先発したブルージェイズ・菊池(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(31)が7日(日本時間8日)のパイレーツ戦に先発、3回を投げ、無安打無失点。2四球、2奪三振の好投を見せた。球数は51球、ストライクが30球。気温27度の暑い日で、直球の最速は96・5マイル(約155キロ)だった。

 初回は2死からアンドルー・マカチェンに際どい変化球を見逃され歩かせたが、4番カルロス・サンタナを89マイルのチェンジアップで二ゴロに打ち取った。2回は先頭のジャック・スウィンスキーを歩かせ、1死後に盗塁を許したが、7番ケーナン・スミスジグバを低目の83マイルのスライダーで中飛、8番オースティン・ヘッジズを96マイルの高めの直球で空振り三振。3回は三者凡退で、最後の打者ブライアン・レイノルズも95マイルの高めの直球で空振り三振だった。内訳はスライダーが18球、チェンジアップが15球、4シームが15球、カーブが3球だった。

 ピッチクロックへの対応も問題なく、ほとんどの投球を残り4秒か5秒で、余裕をもって投げ始めることができた。菊池は「全ての球種を効率的に使えた。今日は打者を直球で攻めたかったが、よりストライクゾーンを積極的に攻めていくことができたと感じている」と地元記者に話した。オープン戦3試合連続無失点で、計7イニングで被安打はわずか1。9個の三振を奪っている。ピート・ウォーカー投手コーチは「ここまでは良い。全てを正しくできている。長いイニングを投げても継続できるのでは、それを見るのを楽しみにしている」と笑顔だった。試合はブルージェイズが7-2で勝っている。

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