DeNA新人・林　甲子園ヒーロー打ちに「負けられねえ。絶対打ちたかった」

オープン戦   DeNA4ー5楽天 （ 2023年3月8日    静岡 ）

オープン戦＜楽・D＞5回、安打を放つ林（撮影・島崎忠彦）
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　DeNAのドラフト3位ルーキー・林琢真内野手（駒大）が、「1番・二塁」でスタメン。2―4の5回2死一塁で、こちらもドラフト6位の新人・林から左前打を放った。楽天の林は近江時代に甲子園を沸かせた好投手左腕。だが、この一打で打線がつながり、続く2死満塁のアンバギーの左翼線同点二塁打を演出した。

　DeNAの林は左前打に「相手は自分が高校時代の甲子園のスター。結構“負けられねえ”と思って絶対打たかった。沖縄（2月の練習試合）では打ち取られていた（右飛）ので」と「林対決」を制し声を弾ませた。

　前日の7日の同戦後には「2番・二塁」で先発出場した林を三浦監督は「“いいね”ボタンを連打した」と絶賛した。この日は5回裏の守備から柴田に交代したが、指揮官は試合後に変わらず「いいものを見せてもらった」とルーキーを称えた。

　二塁には侍ジャパンの牧が君臨するが、好調を持続すれば俊足巧打の林の「開幕1軍入り」も見えてくる。前日は則本、この日は岸ら一流投手陣との対戦にも心躍らせた22歳は「精いっぱいやっているつもりです」と力を込めた。（大木　穂高）