侍・栗山監督「勝ち負けより一つのチームに」 実戦全6戦終えて準備完了

[ 2023年3月8日 05:25 ]

侍ジャパン強化試合   日本代表9-1オリックス ( 2023年3月7日    京セラD )

侍ジャパン・栗山監督
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 栗山監督は6試合で5勝1敗という結果よりも、やるべき準備に手応えを感じていた。

 「勝ち負けより一つのチームになるように課題をつぶしてきたつもり。本当にいい準備ができた」。全30選手がそろった6、7日の強化試合は2試合とも大勝した。メジャー組の合流で起こると期待した「化学反応」の結果だ。「調子のいい者から使っていく」という方針で組んだ打線が機能。試合後には打順について「今日はメジャーの人に打席を回したいのがあったし、いろんな意図がある。これが本番(と同じ)かは別としてしっかり考える」と語った。WBC使用球への適応に苦しんだ松井裕も大谷からアドバイスを受けるなどし、6日の阪神戦で1回を3者凡退。投手全員が結果を残した。

 岡本和を左翼、一塁と本職の三塁以外で起用。二塁手・牧も一塁に入れ、足のスペシャリスト・周東の機動力を生かした作戦も試した。栗山監督は「短い期間だが、間違いなく選手の心はつながっている。日本らしいゲームをしてくれると信じている」と言った。選手に力を発揮させる準備を整えた指揮官は、ファンへ向けて「ぜひ、一緒に戦って」と呼びかけた。(秋村 誠人)

 ▼白井ヘッドコーチ(実戦6試合を終え)本当に良い準備ができていますし、チームのムードも良いので、楽しみしかない。全員が必ず世界一になると強く思ってやっている。期待に応えられるように結果を残していきます。

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2023年3月8日のニュース