エンゼルス・ネビン監督 大谷翔平の見落としがちな「傑出した才能」を語る 「野球頭脳」と、もう一つは…

[ 2023年3月8日 09:18 ]

エンゼルス・ネビン監督
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 エンゼルスのフィル・ネビン監督(52)が平均的なファンが知らないかもしれない大谷翔平の2つの傑出した側面を強調している。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が7日(日本時間8日)に報じた。

 一つは野球頭脳。選手で12年、コーチとして5年を過ごし、昨年の6月に監督代行に就任。オフに監督に昇格したネビン監督。「メジャーでこれまで自分の関わった野球選手ではたぶん最も頭が良い。相手をよく見ているし、違いも分かる。一回対戦した選手のことは全員知っている。私に野球の話をしにくるが、正しいし、すごく理にかなっていると思うことばかり。吸収力やゲームの知識がすごい」と舌を巻く。

 比較できるとすればアストロズでチームメートだったジェフ・バグウェル、パドレスで一緒だったトニー・グウィンだと言う。ともに殿堂入りを果たした名選手だ。「バグウェルからはすごくたくさんのことを学んだし、グウィンについては他球団の投手のことを本当に良く知っていた。その投手が彼に何を投げてくるかわかっていたし、私の打席のことまでどうなるか予測できた」と振り返る。

 ただこの2人も、大谷のもう一つの傑出した部分ではかなわないという。「翔平は本塁から一塁へのタイムで毎年リーグトップにいる。みんなその話をしないけどね。彼が速いからトップなのではない。もちろん彼は速いけどね。投げていない日は、ピッチャー返しの後、一塁まで必死に全力で走ろうとする。その姿勢は徹底しているし、チームにも浸透している」。実際、大谷は22年の一塁への平均タイムは4秒09で1位。21年も同じタイムだったが、ツインズのバイロン・バクストンに次ぐ2位だった。

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2023年3月8日のニュース