ソフトBドラ2・大津 多彩6球種で栗原らを幻惑 藤本監督も「面白い」開幕1軍へ前進

[ 2023年2月5日 07:45 ]

フリー打撃に登板した大津(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 キャンプ4日目に、ソフトバンクのドラフト2位・大津(日本製鉄鹿島)がフリー打撃に初登板し、多彩な球種で実戦タイプをアピールした。栗原、ドラフト3位の生海(東北福祉大)に48球を投じ、安打性の当たりは4本。栗原のバットが空を切る場面もあり「感触はいい方。変化球に1軍の選手がどう対応するのかを楽しみにしていたので、いい機会になった」と手応えを口にしていた。

 この日は直球、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、ワンシームと6球種を披露。持ち球にしている7球種で投げなかったのはスプリットだけだった。栗原から空振りを奪ったのは巨人・菅野の動画を見て参考にしたワンシーム。「(栗原が)“今のは何?”とキャッチャーに聞いていたようだったので、自分的には良かった」とうなずいた。

 ブルペンで目立つタイプではなく、打者に対した投球でインパクトを残した。藤本監督は「球種が多くて、面白いんじゃないかと思う」と満足顔。斉藤和投手コーチは「スタートとしては上々。思ったよりスピードも出ていた」と評価を上げていた。

 「収穫というか、自信になった」。“7色の球種”を操るルーキーが、目標の開幕1軍へ力強く前進した。(森 寛一)

続きを表示

2023年2月5日のニュース