ダルビッシュ　若き侍たちへ早速金言を贈る「大会に勝つためのベストメンバー」「気負う必要はない」

ファンフェスタでサインするダルビッシュ
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　パドレスのダルビッシュ有投手（36）は4日（日本時間5日）、本拠地ペトコ・パークで行われたファンフェスタに参加し、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の直前合宿に向けての移動スケジュールについて「（キャンプ地の）アリゾナには行かないです。直接日本へ行くつもりです」と話した。

　WBCに出場するバッテリー組のキャンプ集合日は13日（同14日）になっているが、パ軍首脳陣から全幅の信頼を置かれるダルビッシュはそれさえも免除。17日から始まる侍ジャパンの宮崎合宿には初日から参加する。その決断についてダルビッシュは「僕としては難しい決断じゃなかった。パドレス球団としてそれをOKというところが一番難しい決断だと思う」と感謝の気持ちをを表した。

　ここまでの調整は順調で「早めには仕上げている」と話す。その理由については「宮崎に参加しますし、その分、時差ボケへの対応であったり、1週間うまいこと練習がいかないという可能性もある。早めにつくっておけば、後でうまくいってなくてもそれまでに練習を積んでいるのでシーズンには響かないのかな」と頼もしい。だが、チーム最年長となるダルビッシュには気になるところもあるようだ。

　「選手のコメントとかスタッフであったりとかいうのを見ていると、ちょっと気負いすぎというか、戦争に行くわけじゃない」と指摘。「自分たちは好きな野球をやってきて、その中でこの大会に勝つためのベストメンバーだと思う。それなのにみんなで気負って、体が固まって、ガチガチになって、もしアメリカで負けたとしても日本に帰れないとか、そういうマインドで行って欲しくない。気負う必要はない」と、若き侍たちへ金言を贈った。