オリ・舜平大「7、8割」の力で154キロ 20年ドラ1右腕回復アピール 将来は「165キロ目標」

[ 2023年2月5日 05:00 ]

ブルペンで投げ込む山下(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスの3年目・山下が4日、今キャンプ初めてブルペンに入り、捕手を座らせて30球を投げた。

 20年のドラフト1位右腕は昨年11月に「両足鏡視下三角骨摘出術」を受け、1月に投球を再開したばかり。今キャンプはBグループスタートで「7、8割で投げた」と力をセーブしながらの投球も、自己最速にあと2キロに迫る最速154キロをマーク。「出ると思っていなかった。まだ、これからかなって感じ」と順調な回復をアピールした。

 昨年は1軍デビューこそならなかったもののポストシーズンから1軍に合流し、日本シリーズでもベンチ入りを果たした。今季は開幕ローテーション入りを目指してフォークの習得にも意欲。この日はカーブと直球のみだったが「次のブルペン投球からしっかり投げようと思う」と話した。

 将来的には「165キロぐらいを目標にしてやっていきたい」と大きな目標に掲げた山下。中嶋監督は「リハビリ状態。焦らすなよ」とはやる報道陣にくぎを刺したが、ゆったりとした力感のない投球フォームから繰り出される速球は迫力十分。秘密兵器がベールを脱ぐ日も近そうだ。(中澤 智晴)

 ◇山下 舜平大(やました・しゅんぺいた)2002年(平14)7月16日生まれ、福岡県出身の20歳。福岡大大濠では1年秋からベンチ入りし、3年夏は福岡県代替大会の地区準優勝。20年ドラフト1位でオリックス入り。2軍通算26試合4勝11敗、防御率4・72。1メートル90、98キロ。右投げ右打ち。

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2023年2月5日のニュース