セベリーノのWBC出場不許可　ヤンキース・キャッシュマンGM「私はまずはヤンキースのことを考える」

先発したヤンキースのセベリーノ（AP）
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　ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが4日（日本時間5日）、シカゴのラジオ番組のインタビューでルイス・セベリーノ投手（28）のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）出場を許可しなかった理由について説明した。

　本人に直接伝えたそうで「これまでもケガが多かったセベリーノをWBCに出すことはリスクが大きすぎる。彼はヤンキースのローテーションの要となる選手で、23年の公式戦に向け、焦点を絞る必要がある。彼は母国ドミニカのために投げたがっていて、ヤンキースはWBCに出る選手をサポートしている。しかしながら過去数年ケガが続く選手を出すことは、球団にとっては最善の利益とならない」と説明した。

　ヤンキースでは13年の大会にマーク・テシェイラ内塁手が出場したが、打撃練習中に手首を痛め、そのシーズンは公式戦15試合しか出られなかった。セベリーノは19年から21年の間に18イニングしか投げておらず、昨年にトミージョン手術（肘側副靱帯再建術）から復帰したが、広背筋の痛みなどを訴え、登板は102イニングのみ。「セベリーノに3月に優勝を賭けて投げさせるか、長いシーズンに向けて準備を進めさせるか、私がその決断をしないといけなかった。母国のためにという気持ちには敬意を払うが、私はまずはヤンキースのことを考えないといけない。彼はうちにとって、とても重要な選手だし、過去のケガを考えれば、今年はゆっくりと滑り出した方がいいと判断した」と語っている。