落合博満氏、今季のパも「最後まで混戦」断言 首位・西武に必要なのは投手の「色分け」

[ 2022年8月16日 19:35 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が16日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。終盤戦に差し掛かってきたセ・パ両リーグの優勝争いについて展望した。今季も僅差で競り合うパ・リーグについて「最後まで混戦になるんだと思う」と断言した。

 16日現在、首位を走る西武。落合氏は勝ち試合と負け試合での投手の使い分けを、逃げ切りへのポイントに挙げる。「目先の勝てるゲームは確実に勝っていくということでしょう。負けゲームを想定しながら、負けゲームにあんまり戦力を使わないというような、戦力を温存しながら戦っていくというのが、上に立っているものの戦い方なんだろうと思うしね。そこが負けているゲームで、どんどん勝ちゲームのピッチャーをつぎ込んでいくとなると、疲労がたまってきてここ一番で力が発揮できなくなるというのがあるのでね。だから使えるピッチャー使えないピッチャーを色分けしないといけないんだと思う」と、ここまでチームの好調を支えているブルペン陣に目を向けた。

 16日の試合前まで、西武から4位・楽天まで4差と「最後まで予断を許さないって状況」と落合氏も予想する今季のパ・リーグ。「要はゲーム差じゃなくて、負け数。負け数で計算していかないと。(首位と)1.5差でも負けが3つ4つあるのであれば4差ぐらいの感覚で、っていうような計算の仕方の方が正しいんだろうと思うけどね」と、自身も中日を率いて僅差を競り勝った経験に基づいて混戦を展望した。

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2022年8月16日のニュース