阪神・湯浅 独立L出身初の最優秀中継ぎ&新人王へ

[ 2022年8月16日 05:30 ]

阪神の湯浅
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 阪神のセットアッパーに定着した湯浅は、ここまで1勝、34ホールド(H)でセ最多の35Hポイント(ホールド+救援勝利)をマークしている。チーム最多の45試合に登板し、失点を記録したのはわずか3試合。7月2日の中日戦から14試合連続無失点中と安定感は抜群だ。今月は6試合で失敗なしの6H。阪神の日本人投手では藤川球児(05年7月=10H)、久保田智之(08年4月=10H)、福原忍(14年7月、15年6月=10H)に次ぐ4人目の月間2桁Hを狙える位置にいる。

 40Hにもあと6Hと迫る。シーズン40H以上は、昨年の清水(ヤ)の50Hを筆頭に過去19人が23度記録しているが、23歳以下では12年益田(ロ)の41Hだけ。到達すれば史上2人目、セでは初となる。入団4年目だが新人王の有資格者。独立リーグ出身者が最優秀中継ぎ投手、新人王となれば史上初の快挙だ。

 きょう16日からは首位・ヤクルトと3連戦。奇跡を起こすためにはもう負けられない相手だが、今季は6戦3Hで防御率0・00と好相性。被安打は長岡の2本だけで、村上、山田ら7人から9三振を奪っている。残り34試合。湯浅のホールド数が伸びれば伸びるほど順位も上がるはず。若きセットアッパーの奮投に注目したい。(記録課・八田 朝尊)

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