日本ハム・新庄監督、強行復帰の松本剛に「ランナーいたら全てバントのつもりではいました」

[ 2022年8月16日 22:12 ]

パ・リーグ   日本ハム1-2楽天 ( 2022年8月16日    札幌D )

<日・楽17>試合前練習で一軍に合流した松本剛(左)と会話する新庄監督(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは16日、本拠地・札幌ドームで楽天相手1─2で敗れ、カード初戦を接戦を落とした。新庄剛志監督(50)は打率でリーグトップに立ちながらも、左膝骨折で戦線離脱していた松本剛外野手(29)を1軍昇格即「2番・DH」で先発出場させた。

 試合後、新庄監督と報道陣のやりとりは以下の通り。

 ──最後は粘ったが

 「なーんか(楽天に)勝てんね。全然歯が立たないわけじゃないけど、なんか勝てんね。なんでだろう。やっぱ強いということですかね。んー。何か方法を考えないと」

 ──先発の根本が最長最多の7回と1/3で105球

 「今日はちょっと成長させるために球数をマックスで投げさせようという気持ちがあったので、点を取られようが球数を投げさせるという意味で。でもね、よく抑えてくれましたよ。ストライク、最初の方はちょっとストライク先行じゃなかったけど、後の方からストライク先行で良かったと思います。成長したかなという感じですね」

 ──球数的にあのへんで

 「そう。一人投げて、104球?(105)105か。細かいね。で、一人投げて105で代えようと。で、吉田くん一人。北浦くんを一人のつもりだったんですけど、まああれもちょっと同点の場面の意識で一人一人で、あれもね、勉強のためになげさせようと」

 ──左に吉田、右に北浦

 「そうなんですよ。それが好きなんですよ。大体左バッターに対して左ピッチャーは、もう他のチーム慣れていると思うんですよ、それが。だからその逆いったれと。右バッターに左ピッチャー。はい。まあそれで成功するときもあれば、今日は成功しましたけどね、失敗するときもあるし。でもその成功が増えれば、他のチームもそういうふうなやり方でしてくる可能性もあると思うので、テストですね。試合でテスト」

 ――松本剛が復帰した

 「ね。ランナーいたの最後でバント。まあ今日はランナーいたら全てバントのつもりではいましたけどね」

 ――8回1死一塁でバント

 「彼うまいんでね。怖かったのはショートゴロ。のときに“走るなっ”って言いました。あれでいいんですよ」

 ――則本に5安打

 「いいピッチャーですよ。あれは、なかなか。このカウントは真っすぐくるなっていうところでね、やっぱり変化球でかわしてくるし。いいところをね、投げてくるので。そうなかなか打てないと思ったけど、何とか塁に出たときにかき回そうと思ったんですけどね」

 ――試合前に言っていた策は

 「それは言えませんよ(笑い)」

 ――17日の先発は上原

 「こないだ、まあ最近いいピッチングをしているので、根本くんも上原くんも。めちゃくちゃ成長していると思いますよ、みんな。がたって崩れるときないので。安心してゲームをつくってもらって、中継ぎのピッチャーにつないで、またいいピッチングみんなしてくれるので。おもしろいゲームができているんじゃないかなとは思います」

 ――松本剛は17日以降も1死でバント?

 「本人に聞いて、たぶん対戦していて、このピッチャーは僕は得意ですよっていうピッチャーは、俺がちょっとね、データしっかり見ていないから、松本くんが知っていると思うから、いや打ちたいですって言えば、打ってもらって。自信がないというか、このピッチャーちょっとあれかなって思ったらバントするだろうし。本人が一番わかっていると思うから。でもここはバントしてほしいというときは得意(の投手)でもバントさせると思うし。早く1本出てほしいですよね」

 ――相手は好守が多かった。ファイターズもやりたい守備?

 「ファイターズもやってますよ。いい守備。まあお互い様。いい守備してますよ、みんな。危険なプレーでも思い切りね」

 ――(7回先頭の)今川の走塁

 「あれはもう最初からツーベースでいくという気持ちでいって、ちょっとそれたらセーフなので。レフト、いいボールかえしましたよね。あれは(二塁)いって全然いいです」

 ――松本剛はダッシュは?

 「ダッシュは70%くらいは走れるんだけど、止まることが難しい。スライディングちょっと左脚が下になるので。まあでも久々のゲームで打席立って走ったり、いろんな動きをしていたら本人が一番分かると思うので。ここで抜くとこ、ここで力入れていいとこというのが分かってくると思うので」

 ――清宮はもう心配ない?

 「いやいや、惜しかったですよね、あれも。紙……二重くらい笑。ちょっとおしかったね。間はめちゃめちゃ良かった」

 ――打席入る時のオラオラ感が

 「それでいいんですよ。俺を見ろ。俺を見ろ感。それ大事なこと。俺もそうでした。ネクストバッターズサークルから出た瞬間に、さあ、僕のホームランを見なさいっていう、あれは大事。惜しかったですね」

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2022年8月16日のニュース