阪神・岩崎、抑えから配置転換の可能性高まる 2試合連続の救援失敗受け…代役にケラー濃厚

[ 2022年8月16日 05:15 ]

阪神・岩崎優

 阪神・岩崎が抑えから配置転換される可能性が高くなった。15日に甲子園室内で投手指名練習を見守った金村投手コーチが「昨日、ちょっといろいろ本人とも話したけど、精神的なケアも必要かなと感じた。2試合連続(救援失敗)はクローザーとしてこたえるのもあると思う」と示唆した。

 4―4の9回を任された14日の中日戦は1死一、三塁からスクイズ外しを試みたとみられる投球が高くそれ(記録は本盗)、決勝点を献上。敗戦後はベンチで肩を落とす場面もあった。6日の広島戦では9回に味方拙守もあって4失点して逆転サヨナラ負け。中7日の間隔が空いても、2試合連続の黒星で5敗目が付いた。

 同投手コーチは「昨日いろいろ話したので、それを踏まえて継投を考えたい」と説明。新たな抑え役はケラーが濃厚で、「そうだね。また左バッター抑えてくれた」とうなずいた。2軍調整から6月に復帰後は開幕当初の不振から復調し、現在も13試合連続無失点を誇る。

 昨季までセットアッパーだった岩崎は4月上旬から抑えを担い、44試合で1勝5敗、防御率1・93の奮闘。25セーブはリーグ4位タイながら、同トップの巨人・大勢とは3差で、タイトル獲得の可能性も残るだけに、一時的な配置転換の可能性もある。

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2022年8月16日のニュース