ソフトB東浜がプロ通算60勝 強風と自身の状態読み切った7回1失点 朗希との“ノーノー先発対決”制す

[ 2022年8月10日 21:32 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4─3ロッテ ( 2022年8月10日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>勝利投手の東浜(撮影・長久保 豊)
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 ソフトバンクの東浜巨投手(32)が10日のロッテ戦で7回4安打1失点の好投で今季7勝目。ロッテ・佐々木朗希投手(20)とのノーヒットノーラン達成者による先発対決を制し、プロ通算60勝目となった。

 4月10日のオリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗に対し、東浜は5月11日の西武戦でノーヒットノーランを達成。多彩な球種を持つ東浜だが、試合開始から10メートル前後の風が吹く中で、自分の持ち球の状態を見極めながら、直球主体の投球に切り替えた。「きょうも風の方が強くて、難しかったマウンドではありましたけど、任されたイニングをしっかり投げ抜こうという気持ちでマウンドに上がっていました」とし、「きのう(石川)柊太がいい手本を見せてくれたので、僕も同じように投げたいなと思ってマウンドに上がったんですけど、逆に僕は変化球が良くなかったので、真っ直ぐをしっかりゾーンで勝負して投げていこうと切り替えてできたのが良かったと思います」と自己分析した。失点は3回の荻野の左翼線二塁打のみ。自身の状態を見極めた大人の投球で佐々木朗に投げ勝った。

 6月8日の阪神戦(ペイペイドーム)で6勝目を挙げてから、6試合勝ち星から遠ざかった。「ふがいないなという思いでいつも過ごしてましたし、僕の投げた試合でチームに負けがついていた。引っ張っていかなきゃいけない立場というのは十分理解しているつもりなんですけど、なかなかうまくいかないところも多かった。きょうはチームが勝って良かった」と話した。

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