オリ・田嶋は楽天怖くない! 本拠地で未勝利“ジンクス”も、昨年から自身6連勝で吹き飛ばした

[ 2022年8月10日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス5-1楽天 ( 2022年8月9日    京セラD )

<オ・楽>ヒーローインタビューを終えファンの応援に応える(左から)田嶋、西野(撮影・後藤 正志)
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 オリックスが楽天に快勝して、入れ替わりで3位に浮上。投打にたくさん主役がいる中で、先発した田嶋の7回1失点の力投が最大級の勝因だった。

 「初回に3者凡退でノっていけた?う~ん、やっぱり点を取ってくれたのが一番でかいです」。お立ち台で並んだ西野の2本のタイムリーなど4回までに4得点した打線に感謝しつつも、自身のボールにも手応えは十分に感じていた。「しっかりと指にかかって力強い、納得のいくボールが投げられた。今日はキャッチボールの時から良かった」

 楽天戦にめっぽう強い。今季6度の登板で4勝0敗、防御率1・38。昨年からの連勝も6に伸びた。試合前までチームは今季、本拠・京セラドームで楽天に0勝6敗だったが、田嶋の相性の良さが、負のデータをも上回る強さを見せた。

 6月3日広島戦で2勝目を記録してから7連勝で昨季の8勝に並ぶ自己最多タイ。「そういう数字とか2桁とかは興味が無いです。順位も知らないです。チームに貢献して、ファンの期待に応えられたのがうれしいです」。少しぶっきらぼうにも聞こえるが、ピッチングの求道者のような男は、勝っても負けてもいつもこうだ。

 首位・西武まで3差の3位に再接近。中嶋監督は「3位?また負けたらひっくり返るわけで…。そこ(順位)に関しては一喜一憂せず、一つ一つ勝っていきたいと思います」と混パの勝負どころを、もう少し先だと読んでいる。 (畑野 理之)

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2022年8月10日のニュース