広島・野間 激走三塁打で白星呼んだ「何とか塁に出たいと」 5戦連続マルチ安打で“1番固定”

[ 2022年8月10日 04:45 ]

セ・リーグ   広島2-0ヤクルト ( 2022年8月9日    マツダ )

<広・ヤ>3回、三塁打を放つ野間(撮影・岡田 丈靖)
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 広島・野間が森下を勇気づける貴重な1点を呼び込んだ。3回1死無走者、カウント2―1からの高梨の直球を強振。強烈な打球で右翼線を破り、快足を飛ばして三塁打とした。直後の菊池涼の三ゴロの間に先制の生還。8回の追加点まで「1―0」が続いただけに、森下の完封を後押しする一打となった。

 「甘いところにくれば…と狙っていた。何とか塁に出たいと思っていたので、良い結果になって良かった」

 5回の左前打で5試合連続のマルチ安打となった。規定打席に未到達ながら、打率・326と好調を維持している。下半身のコンディション不良で2軍調整が続いていた西川が6日に1軍復帰。「1番・秋山」「3番・西川」の新オーダーも選択肢に入る中、1番は野間のままで固定されている。佐々岡監督からは「1番が出れば相手も嫌でしょうし、このまま好調を維持してほしい。今のメンバーが不動になると思う」と今後も1番を譲らない活躍を期待された。

 「1打席目でチームに勢いを出したい。キクさん(菊池涼)、アキさん(秋山)が後ろにいて、サク(坂倉)も(西川)龍馬もいる。僕の仕事は何とか塁に出ること。どんな形でも出塁できれば良い」。体調不良で欠場したマクブルームが戻れば、打線はベストメンバー。その中でも野間の勢いが際立っている。 (河合 洋介) 

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2022年8月10日のニュース