阪神「9回・加治屋」で痛恨サヨナラ負け 矢野監督「結果は受け止めています」岩崎の休養も裏目に…

[ 2022年8月10日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―3DeNA ( 2022年8月9日    横浜 )

<D・神>9回2死一、三塁、大田にサヨナラの左前適時打を浴びた加治屋(撮影・平嶋 理子)
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 痛恨の黒星。その責任を阪神・矢野監督は正面から受け止めた。登板過多気味だった守護神・岩崎をベンチ外とした試合で、2―2の9回には加治屋を投入。右腕が2死一、三塁から大田に左前打され、今季早くも9度目のサヨナラ負けとなった。

 「それはもう、勝負に行って。もちろん、抑えようと思って投げてくれたと思う。結果はもう、はい。受け止めています」

 7、8回は浜地、湯浅という勝ちパターンを投入。エース・青柳の先発試合だけに同点でも勝ちゲームに近い采配を振るった。ただ9回は「ずっと投げてもらっているし(8日に加え)もう1日ぐらい休んだ方が良いんじゃないかというところで」と説明した岩崎が不在の中、アルカンタラ、岩貞、ケラーらの選択肢から経験豊富な加治屋を起用。それが結果的に裏目に出た。

 シーズン9度のサヨナラ負けは15年以来7年ぶりで、球団最多の10度まであと1となった。横浜では7年ぶりのシーズン負け越しも確定。ただもはや一つの敗戦を悔やんだり、反省している時間はない。ヤクルトとのゲーム差は8・5のまま。大山、中野という主力がコロナ禍で離脱した苦しい状況でも、勝ち続けるしかない。

 「今は全員で補って、全員でやるしかない」。6日の広島戦に続く、ここ4戦で2度目のサヨナラ負け。逆に言えば、紙一重でしか負けていない。前だけ向き次の白星をもぎ取りにいく。回(山添 晴治)

 ○…阪神は今季9度目のサヨナラ負け。12球団最多。今季初ビジターの3月29日広島戦に始まり、4月以降は7月を除いて月2度のペース。シーズン0度だった昨年から一転しての増加だ。シーズン9度は15年の9度以来7年ぶり。球団ワーストは54年と94年の10度。39試合を残して、早くもリーチがかかった。

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2022年8月10日のニュース