楽天が逆転勝ちで3位浮上!延長10回には石井監督がマウンドに行って勝利への執念を体現

[ 2022年8月10日 22:53 ]

パ・リーグ   楽天2―1オリックス ( 2022年8月10日    京セラD )

<オ・楽>10回1死二塁、マウンドに向かいバッテリーと話す石井監督(右)(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 楽天が延長10回の末にオリックスに逆転勝ちし、3位に再浮上した。試合は両先発による投手戦に。辛島は5回4安打1失点と好投したが、打線は相手先発・山本に8回無得点に抑えられた。

 0―1で敗戦濃厚だった9回1死走者なしから、岡島が右翼に今季2号となる同点ソロを放って試合は振り出しに。延長10回には先頭・渡辺佳の左前打から鈴木大の死球、浅村の四球で2死満塁とし、4番・島内が押し出し四球を選んで決勝点をもぎとった。

 勝ち越した直後は、守護神・松井裕を投入。先頭・大城の中前打から1死二塁とされ、続く打者は吉田正。ここで石井監督が動く。自らマウンドまで行き、松井裕に「(吉田正を申告敬遠で)歩かせて、走者を詰めていくから。ダブルプレーも考えてやっていこう」と直接伝えた。

 試合中にマウンドに向かったのは今季初めてで「ここまで試合を作り上げてきて、絶対に負けちゃいけない試合。逆転されるわけにはいかないんで。あそこは迷わず行きました」と説明。その上で「僕が行っても、体型が一緒の小山コーチが来たと思ったんじゃない?」と冗談を交えて報道陣の笑いを誘った。

続きを表示

2022年8月10日のニュース