【甲子園】能代松陽・工藤監督「この校名で新しい歴史をつくっていきたい」 東北勢5連勝はならず

[ 2022年8月10日 13:21 ]

第104回全国高校野球選手権第5日・1回戦   能代松陽2―8聖望学園 ( 2022年8月10日    甲子園 )

<聖望学園・能代松陽>敗れた能代松陽ナイン(撮影・藤山 由理)
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 11年ぶり4度目出場の能代松陽(秋田)が13年ぶり4度目の聖望学園(埼玉)と対戦。粘りを見せたものの2―8で敗れ、11年ぶりの初戦突破はならなかった。

 5回まで無安打に抑えられたが、4点を追う6回1死から連打と四球で満塁とし、斎藤舜介(2年)の中前2点適時打で2点差に。しかし、エース三浦凌輔(3年)を5回からリリーフした右腕・森岡大智(2年)が7回に3失点。打線は9回2死から連打するなど食い下がったものの、反撃は及ばなかった。

 試合後、工藤明監督は「相手の打線がしぶとかったと思います」と相手を称え、2得点した6回の攻撃前には「秋田大会と同じようにつなぐ野球をしようともう1度、声をかけたら、つながって得点できました。今年のチームは田中主将を中心に本当にしぶといいいチームだったと思う」と振り返った。女子校の能代北と能代商が2013年に統合されて「能代松陽」に生まれ変わり、新校名になっての初めての甲子園で「これからこの校名で新しい歴史をつくっていきたい」と話した。

 東北勢は大会初日に一関学院(岩手)が京都国際(京都)を破ったことに始まり、八戸学院光星(青森)、鶴岡東(山形)、聖光学院(福島)と4連勝中だった。13年に記録した東北勢の最多5連勝には届かなかったが、能代松陽も底力を感じさせる戦いぶりだった。

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