“谷2世”大商大・渡部「信頼される打者になりたい」 7日開幕の大学選手権に意欲

[ 2021年6月6日 16:57 ]

大商大の渡部聖弥外野手
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 大商大の“谷2世”に注目だ。大学野球の日本一を決める大学選手権は7日に東京(神宮、東京ドーム)で開幕する。春のリーグ戦で10戦全勝の完全優勝を決めた大商大(関西六大学野球連盟)は1回戦で東亜大(中国地区大学野球連盟)と対戦する。秋の明治神宮大会で3度の優勝経験を誇る難敵との一戦に燃えているのが大商大の渡部聖弥外野手(1年=広陵)だ。

 今春のリーグ戦は全10試合に出場。37打数13安打、リーグ2位の打率・351を残し、リーグ優勝に貢献した。外野手でベストナインも受賞。全方向へ強い打球を打てるのが最大の持ち味だ。1メートル76、81キロ。遠投は115メートルで、50メートル走は5秒8。走攻守3拍子揃った右の強打者に、大商大の富山陽一監督(56)は「大商大OBで、オリックスや巨人でも活躍された谷佳知さんのようなタイプ」と大きな期待を寄せる。

 広島の広陵高校出身。2年春の選抜大会(2019年)に出場すると、2回戦の東邦戦では石川昂弥(現・中日)から中前打を放っている。全国舞台で結果を残しているのも渡部の強みだ。

 3歳上の兄・海斗は福山大の野球部に在籍。東亜大と同じリーグを戦っており、対戦相手の情報もしっかりインプットされている。大学選手権でも中軸を任される予定だ。狙うは初の大学日本一。渡部は「自分のスイングをしてチャンスで1本打ちたい。1点が欲しいところで打てる、信頼される打者になりたい。日本一を目指します」と力強く言い切った。

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