西武・岸 初アーチ以来の2号ソロも決勝弾とはならず ベンチでは独立リーグ同僚の上間を気遣うシーンも

[ 2021年6月6日 17:30 ]

交流戦   西武6―9ヤクルト ( 2021年6月6日    神宮 )

<ヤ・西>6回無死 勝ち越しの本塁打を放ち、ベンチ前でガッツポーズする岸(撮影・久冨木 修)
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 西武の売り出し中の1番・岸が一時勝ち越しとなる一発を放った。

 5―5の6回、先頭打者で打席に入り梅野の144キロの直球を強振。打球は左翼スタンドに一直線に飛び込んだ。

 6月1日にプロ初安打初本塁打初打点をマークして以来の一発。「弾道が低かったので、入るかどうか…という感じでした。しっかり捉えることができたと思います」と振り返った。しかし試合は逆転負け。決勝アーチとはならなかった。

 ベンチに戻ると、3回4失点で降板した上間を気遣うシーンもあった。2人は西武に19年ドラフトで同期入団する前、独立リーグの四国IL・徳島で一緒にプレーした仲。上間から「ナイスバッティングです!」と声を掛けられると、岸は上間のお尻をポンと叩いた。

 そんな岸に対して辻監督は奮闘を評価した上で「状態がいい時は打てます、じゃなく調子が悪くてもそれなりの仕事はある。ヒットばかりが全てじゃない。守りや四球、バント。色んなことができればレギュラーへの道も開ける」とさらなる頑張りに期待していた。

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2021年6月6日のニュース