阪神・マルテ、復活ラパンパラ!!交流戦不振脱却の兆し 2戦連続マルチに粘りの四球

[ 2021年6月6日 05:30 ]

交流戦   阪神2ー10ソフトバンク ( 2021年6月5日    甲子園 )

<神・ソ>3回1死一塁、マルテ(右)は左中間に先制の2点本塁打を放ちラパンパラ(撮影・後藤 大輝)
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 阪神のマルテが甲子園の曇り空に復活の花火を打ち上げた。3回1死一塁、カウント2―2からマルティネスの真ん中高めの152キロ直球を豪快なスイングで打ち砕いた。

 高々と舞い上がった打球は左中間席へ着弾する10号先制2ラン。「久しぶりにみんなで甲子園でラパンパラができてうれしかったね」。5月25日のロッテ戦以来、10試合42打席ぶりの一発で2年ぶりに2桁本塁打に到達し、ベンチ前でお決まりの本塁打パフォーマンスを決めた。

 交流戦に入り過去10試合で打率・158、3打点の不振だった。5回の中前打を合わせて2試合連続のマルチ安打。初回も追い込まれてからファウルでしのぎ、8球目の低めのボールを見極め四球を選ぶなど粘りも戻った。

 「もちろん数字が良いに越したことはないけど、チームのため、自分のためにしっかりと毎日良い状態を続けていければと思う」。敗戦の中で不動の3番打者の復調は明るい材料だ。(中澤 智晴)

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2021年6月6日のニュース