DeNA・佐野 引退セレモニーの石川先輩にささげる「背番7魂」2安打2打点でけん引

[ 2021年6月6日 05:30 ]

交流戦   DeNA11―9ロッテ ( 2021年6月5日    横浜 )

<D・ロ>引退セレモニーで佐野(左)から花束を贈られた石川雄洋氏(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 背番号7の継承者、DeNA・佐野は「その日」の仕事に満足していた。「全員でセレモニーをいい形にしようと話していた。だから勝てて良かった。交流戦は本当にいい形で戦っている」

 初回1死三塁。美馬のカットボールを左前に落とすと、左翼・角中が打球をグラブに収めることができず後逸。先制二塁打となった。5―2の4回2死二塁でも左前適時打。4打数2安打2打点と存在感を示し、打率・315。14安打11点の打線をけん引した。

 試合後には16年間チームに在籍した初代DeNA主将で、今年3月に引退を表明した石川雄洋氏の「引退セレモニー」が行われた。主将2年目の佐野は今季から背番号7も継承。「主将に就任した時、“まずは自分らしく取り組め”と言ってもらった」と感謝する。花束を手渡し、固い握手も交わした。

 借金は14も交流戦は6勝3敗2分けで2位。「交流戦は優勝を狙えるけど、まずは一戦一戦。でもまだリーグ戦も巻き返せる」と佐野。先輩にささげた白星を逆襲への活力とする。(大木 穂高)

続きを表示

この記事のフォト

2021年6月6日のニュース