ヤクルト・石川の偉業を青学大時代の恩師祝福 当初は期待していなかったけど…試行錯誤で成長

[ 2021年6月5日 05:30 ]

交流戦   ヤクルト10ー1西武 ( 2021年6月4日    神宮 )

青学大時代、河原井監督(左)と言葉を交わす石川(右から2人目)
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 ヤクルト・石川の20年連続勝利に、大学時代の恩師である青学大・河原井正雄元監督(66)が祝福の言葉を寄せた。

 石川が高3の頃、青学大OBで当時秋田商監督だった小野平さんから「練習を見てくれ」と言われ秋田まで行った。1メートル80はある1年生の右投手がいいボールを投げていたけど「石川いいでしょ」と推す。球は速くないし背は低いし、眼中になかった。それでも迫られて「甲子園に出たら考えますよ」と答えた。諦めてくれると思った。そしたら17年ぶりに秋田代表に。甲子園では和田(ソフトバンク)がいた浜田にも勝っちゃった。

 大学入学当初も正直、期待していなかった。1年目は何していたか分からなかったが2年目、リーグ戦に投げる投手がいない。3月末のオープン戦に先発させたらスクリューボールで2桁奪三振。開幕戦の亜大戦に起用したら勝利投手になって、それからトントン拍子だな。(ヤクルト入団後の捕手)古田は石川の武器をよく理解していた。ボールがベース上で凄く変化するんだって。

 試合後、電話で「おめでとう」と伝えた。昔よりサイド気味に投げているのは長くやるためにいろいろ考えているんだろう。

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2021年6月5日のニュース