大谷翔平 “リアル二刀流”で今季2勝目 6回2失点10K 救援無死満塁ピンチで冷や汗も…逃げ切り

[ 2021年6月5日 13:20 ]

ア・リーグ   エンゼルス3ー2マリナーズ ( 2021年6月5日    アナハイム )

今季5度目のリアル二刀流となった大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は4日(日本時間5日)、本拠地でのマリナーズ戦に「2番・投手」で今季8試合目のスタメン出場。今季5試合目となる投打同時出場を果たし、投げては6回2失点で、今季最多に並ぶ10奪三振の力投を見せた。チームは3-2でマリナーズに競り勝ち、2試合ぶりの白星。大谷は今季2勝目(1敗)を挙げた。

 大谷は、4月26日(同27日)のレンジャーズ戦以来の白星となった。

 初回、先頭のクロフォードに、2球目をとらえられていきなり右越えソロを被弾。先制を許した。147キロの直球がやや甘く入った。2番・ハニガー以降は3者連続空振り三振に仕留めた。3回にも2点目を献上したが、最速は97マイル(約157キロ)をマーク。6回まで4安打2失点で10奪三振をマークし、メジャーでは初の無四球と制球も安定していた。打線は3回にアプトンの同点2ラン、4回にロハスのソロで勝ち越した。

 救援陣は8回に3番手・マイヤーズが無死満塁のピンチを作ったが、4番手・イグレシアスが後続を断って無失点に抑える好救援を見せた。

 打っては3打席に立ち、四球1つを選んだが、2打数無安打。今季初の4試合連続無安打となった。

 試合前、ジョー・マドン監督は「サンフランシスコで2日休み、その後に休日もあった。彼はとてもいい状態にあると感じている」と話した。

 投手としての成績は1勝1敗、防御率2.72。投打同時出場の際は13打数5安打1本塁打、打率・385の好成績を残している。

 前回登板は、28日(日本時間29日)、敵地オークランドで行われたアスレチックス戦。前日、事故渋滞に巻き込まれて仕切り直しの先発となり、6回まで2安打1失点と力投。しかし、7回に勝ち越しを許し、無死一、二塁と走者を残して降板した。6回0/3を3安打5四死球5奪三振、3失点で今季最多93球と力投も初黒星となった。

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