首位・楽天が3連続犠打の珍記録!2者連続初球スクイズ…石井采配がズバリ的中

[ 2021年6月5日 18:19 ]

交流戦   楽天7―3広島 ( 2021年6月5日    マツダ )

<広・楽(2)>8回無死満塁、スクイズを決める太田(撮影・成瀬 徹)
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 楽天・石井監督の采配が見事に的中し、貯金を今季最多の8とした。3―3の8回、4番・島内の8号ソロで勝ち越し、なお連打と敵失で無死満塁。ここで8番・太田は初球を投前に転がし、スクイズで5点目を奪う。さらに指揮官は、続く途中出場の村林にも初球スクイズのサイン。これも見事に決まり、意表を突かれた投手・塹江が本塁へ悪送球する間に二塁走者も一気に生還した。

 太田の直前の打者・辰己も無死一、二塁からバント(記録は犠打失策)を決めており、2者連続スクイズと合わせて、記録上は3者連続犠打。鮮やかなスモールベースボールで追加点を奪った石井監督は「シーズン中なのであまり作戦については雄弁に語りたくないですけど、やっぱり点数があるだけあった方が、試合の流れが良くなる。島内がホームランを打った後なので、絶対負けられない試合の中で、追加点がどうしても欲しかった。みんながうまくバントにしてもコンタクトしてくれたと思います」としてやったりだ。

 7回無死一、二塁でも犠打を決めて、同点の足がかりを作った村林は、前日はバントに失敗していた。それだけに「昨日は悔しかったし、自分はああいうところで仕事をすることを求められているので、勝利に貢献できてよかった」と満足顔。石井監督も「へたなやつにバント出してるわけじゃないんで。昨日は失敗しましたけど、年間で例えば100回のうち5回失敗するものが先に出ちゃっただけで、彼に対する信頼度はバントに関しては変わらない」と信頼を寄せていた。

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