西武 9回中村、山川、呉念庭の3発で大逆転 投げては平良が開幕から29試合連続無失点

[ 2021年6月5日 17:07 ]

交流戦   西武6-3ヤクルト ( 2021年6月5日    神宮 )

<ヤ・西(2)>9回無死一塁、勝ち越し2ランを放つ山川(撮影・村上 大輔)
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 西武は5日、ヤクルトに6-3で勝利し引き分けを挟んだ連敗を3で止めた。2-3で迎えた9回、中村、山川、呉念庭(ウーネンティン)の3本塁打で4点を奪い、逆転に成功。投げては2番手の宮川が今季初勝利。9回は平良が無失点に切り抜け、開幕からの連続無失点を29試合として4セーブ目を挙げた。

 1点を追う9回、先頭で打席に立った中村は3番手・マクガフの初球の直球を左翼席中段へと運ぶ5号ソロで同点とした。さらに栗山の右前打の後、この日7回にも左翼席へと本塁打を放っている山川が、3球目のスライダーをとらえて左翼席へ2打席連続となる8号2ランを放ち勝ち越しに成功。続く呉念庭も初球の直球を左翼席へ運ぶ5号ソロとし加点した。

 また守りでは平良が先頭四球と内川の安打で2死一、二塁としながらも最後は山田をチェンジアップで空振り三振に仕留めて無失点で締めた。平良の開幕からの連続試合無失点は29試合に。プロ野球記録は、中日・田島慎二投手が16年に記録した31試合。4年目右腕が快挙まで、あと2に迫った。

 先発の今井は初回、連打と四球から無死満塁とすると、村上に中前適時2点適時打を浴び逆転を許したものの、その後立ち直り4回まで無失点。5回に再び村上に17号ソロを許し7回を9安打3失点。8回は2番手の宮川が3者凡退に切り抜けた。

 ヤクルトは先発・小川が7回5安打2失点と好投。打っては4番・村上が初回に逆転2点適時打、6回にはリーグトップの17号ソロで加点したが、9回にマクガフがつかまった。

 ▼西武・山川「(7回は)追い込まれていたので、食らいついて何とかというところです。(9回は)嬉しかったです。(先頭・中村が同点本塁打で)『えぐっ』て10回くらい言ってました。(打ったのは)完璧でした。良かったです。(西武は交流戦の9回はすごい)本当は早い段階で打たないといけないと思うので、明日からは1打席目からいけるようにしたいです。(今季初の1試合2発でフル回転)分かんないです。何とか頑張ります」


 

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