市和歌山・小園が選抜後初の対外試合先発 7回1安打無失点と好投

[ 2021年6月5日 12:51 ]

練習試合   市和歌山12―0高野山 ( 2021年6月5日    市和歌山グラウンド )

<市和歌山・高野山>選抜後初の対外試合先発で結果を残した市和歌山・小園健太
Photo By スポニチ

 市和歌山が春季和歌山大会後初の対外試合を行い、今秋ドラフト上位候補の最速152キロ右腕・小園健太投手(3年)が選抜後の対外試合で初先発。7回を1安打1四球で10三振を奪い無失点と、ほぼ完璧な内容だった。最速も150キロをマークし、プロ8球団12人のスカウトに改めて能力の高さを示した。

 「ゴロアウトを取りたいときに取れて、全体的に変化球のコントロールが良かったと思います」

 圧巻は高野山の高校通算19発を誇る今秋ドラフト候補の4番打者、渡辺大和との対戦。1、2打席目はスライダーで空振り三振に仕留めると、3打席目は直球で見逃し三振。3打数無安打3三振で「相手の4番に関してはいいバッターというのは聞いていたので、9人の中でいちばん力が入った」とボールを前に飛ばさせなかった。

 和歌山県は緊急事態宣言の対象地域外だが、現状は練習試合も県内の学校同士でしかできない。それでもエース右腕は「夏はどんどん近づいてきている。1日1日を無駄にしないように、制球力の向上を意識してやっていきたい」と黙々と自らに課したテーマに取り組んでいくつもりだ。

続きを表示

2021年6月5日のニュース