広島・大瀬良、CSファイナル初戦先発へ 巨人打線の一発警戒「命取りになる」

[ 2018年10月15日 09:10 ]

広島の大瀬良
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 先陣、任せろ!広島・大瀬良大地投手(27)が14日、マツダスタジアムでのナイター練習で41球のブルペン投球。登板3日前が通例のため、17日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)初戦の先発が確定的となった。

 万全という言葉以外、見つからない。「フォーム的にも、強さも直球を確認しました。軸のボールなので。状態も悪くないし、何も問題はないです」

 巨人打線を封じ込めるイメージは、すでに頭の中にある。「一発が命取りになるケースがある。昨日も一発が試合の流れを変えるワンプレーになりましたから」

 13日のファーストS初戦のヤクルト―巨人戦をチェック。1―1の3回、坂本勇の勝ち越しソロが試合の流れを決定付けたと分析した。シーズンでは12球団最多の22被本塁打を喫しているだけに「状況は目まぐるしく変わるので、大事に行かないといけない」と言い聞かせる。本塁打への細心の注意を払ったうえで「岡本君の前に走者を出さないこと。あとは(田中)俊太君が出るなら機動力。動いてくるケースにも気をつけたい」と細部にまで気を配る。

 CSでの先発は、ルーキーイヤーだった14年に阪神とのファーストS第2戦(甲子園)の1試合のみ。マツダスタジアムでの先発は初めてとなる。昨年は第4戦に登板予定も2日続けての雨天中止の影響で、中継ぎに回った。

 「1年間ローテで回って、大事なところで任せてもらえず、ふがいない気持ちだった。今年はローテを守らせてもらって、先発で結果を残したいと思ってやってきた。気負いすぎず、空回りしない程度に悔しさを持ってマウンドに上がりたい」

 燃えたぎる闘志を胸に秘め、自然体で決戦のマウンドに向かう。最大6戦の短期決戦。初戦の重要性は今さら言うまでもない。勝つことでシリーズ全体の流れを導きたい。

 「それが仕事だと思う」

 下克上を狙う巨人の勢いを完璧に断つ。

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2018年10月15日のニュース