マー君 復調へ 与田コーチの言葉に救われた「シュート回転してもいいよ」

[ 2013年3月7日 07:02 ]

<キューバ・日本>力投する田中

WBC第1ラウンドA組 日本3―6キューバ

(3月6日 ヤフオクD)
 侍ジャパンのエース・田中将大投手(24)が6日、キューバ戦で復調の兆しを見せた。4回から登板し、2回3安打1失点も最速151キロを計測し、6アウト全てを三振で奪ってみせた。
【試合結果 WBC1次R組分け&日程 WBC2次&決勝R】

 悩んだ。WBC球への対応に苦しみ、状態も上がらない日々。ブラジル戦でも結果を残せなかった右腕は、常にキャッチボールの相手を務めてくれる与田投手コーチの言葉に救われた。

 「直球がシュート回転してもいいよ。それを抑えようと思って、力が緩むなら、思い切って腕を振ろう」。気持ちが楽になった。この日までの3日間の調整では左肩の開きも修正。シュート回転は減り、変化球の切れも増した。

 この快投で先発復帰に望みをつないだ。現時点では2次ラウンド第3戦(11か12日)の先発が未定でもあり、有力候補となった。2連勝なら準決勝進出が決まっているが、1勝1敗なら米国行きを懸けた大一番となる可能性もある。

 「次回はしっかり0に抑えられるように頑張りたい。2次ラウンドは勝ち上がってくるチームが相手。また気持ちを引き締めたい」。田中が投じた34球は、侍ジャパンの大きな収穫となった。

 ▼山本監督 田中は4回は高めに球がいっていたが、2イニング目は変化球を低めに集めていた。内容は悪くない。先発もリリーフもあるかもしれない。

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