台湾戦ポイント 打撃技術向上「変化球さえ投げておけばの先入観禁物」

[ 2013年3月7日 07:34 ]

侍ジャパンの戦略を担当する橋上コーチ
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 侍ジャパンが1次ラウンドを終えた6日、2次ラウンド突破へ本格的な対策へ動き出した。焦点は、8日の初戦で対戦するB組1位の台湾。橋上秀樹戦略コーチ(47)がデータを分析し、対策の重要ポイントを挙げた。

 昨年のアジアシリーズに出場した台湾・ラミゴ所属の代表選手、林智勝(リンジーシォン)ら3選手を見て「明らかに変化球への対応力が上がっていた。B組の戦いを見てもそう。これまで日本の投手の変化球は簡単に空振りしたけど、ついてこられる」と分析。「中軸は特に注意が必要。変化球さえ投げておけばいいとの先入観は禁物です」と警戒を強めた。

 ただ、1次ラウンドで打率・333、1本塁打、4打点と絶好調の陽岱鋼(ヨウダイカン)(日本ハム)は日本での攻め方が参考になる。「1次ラウンドでは外の甘い球を打っていた。内を意識させて踏み込ませないこと」

 チーム全体としては過去に対戦経験が豊富で苦手意識はない。首脳陣からも「できれば初戦は台湾とやりたい」という声が多かった。希望通りの対戦で必勝を期す。

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