高橋周、三塁打を打って怒られた！守道監督ムチャぶり

＜神・中＞９回１死、中日・高橋周が右越え三塁打を放つ

オープン戦　 中日１―２阪神

（3月6日 甲子園）
　中日・高木監督が高卒２年目コンビに、まさかのダメ出しだ。先発で５回２失点だった西川、９回に両軍唯一の長打となる右越え三塁打を放った高橋周がその対象だった。

　要求は高い。だからこそ言葉は辛らつになる。初回に単調な投球で先制点を失った西川に「２年目の若さで、思い切ってバンバン行く形を見せないと」と積極性を求めると、結果を出した高橋周に対しても「ライトスタンドに打てと言ってある。ああいう打球が行かないのはおかしい」と真顔で首をひねる。右から左へ強い浜風が吹く甲子園球場での右翼フェンス直撃打だっただけに、こちらは“ムチャぶり”の域を出なかった。

　「３回以降は“ここ”という場面で切れのある球を投げられた」と西川。高橋周も「引っ張れたので、うまく反応できた」と話す。しかし、１９歳が得た一定の手応えに、７１歳が満足することはなかった。