キューバ圧倒!A・デスパイネ3ラン、打率5割MVP

[ 2013年3月7日 06:00 ]

<キューバ・日本>1次RのMVPに輝いたキューバのA・デスパイネ

WBC第1ラウンドA組 キューバ6―3日本

(3月6日 ヤフオクD)
 キューバが攻撃力で圧倒し、WBCでは日本に初勝利を挙げた。過去2大会で計3試合、いずれも敗れた宿敵に雪辱。試合後の会見でビクトル・メサ監督は「大きな勝利だし、大きな自信になる」と喜び「今はオランダに勝つことを考えている」と、頭を2次ラウンドに切り替えた。

 強力な打線が爆発した。4長打を含む10安打で6点。3―0の8回に左中間3ランを放ったA・デスパイネは「チーム全体の勝利。毎日の努力がこういう結果になった」と胸を張った。打率・500、1本塁打、5打点で1次ラウンドMVPを獲得。前回大会の日本戦2試合で8打数1安打だった26歳が借りを返した。3回には今大会初スタメンの7番トマスが左中間席の中段まで運ぶ先制ソロ。4回には4番セペダが、田中から右中間適時二塁打を放った。

 メサ監督は7投手を繰り出し、交代の度に厳しい表情でバッテリーにカツを入れた。「どんな形であれサンフランシスコに行きたい。世界一になるまで“何かが足りない”という気持ちは持ち続ける」。東京ドームでも侍ジャパンにとって最も怖い存在になる。

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