【レスリング】尾崎野乃香「キン肉マンみたいになりたい」進化中ボディーでパリ五輪へ 女子68キロ級代表

[ 2024年5月23日 17:40 ]

<レスリング全日本選抜選手権 第1日>取材に応じる尾崎野乃香(撮影・平嶋 理子)
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 レスリング女子68キロ級でパリ五輪代表の尾崎野乃香(21=慶大)が23日、明治杯全日本選抜選手権が行われている東京体育館で取材に応じ、2カ月後に迫った本番へ「かなり調子良く練習ができている。五輪へ着々と強くなれている。(レスリングの)初日から金メダルを獲って、勢いを付けたい」と抱負を述べた。

 練習拠点を持たない尾崎は日々東洋大や神奈川大など関東圏の強豪大へ出稽古し、週末は山梨・韮崎工で練習を行っている。「大学のチームの仲間意識はうらやましいと思う」と話しながらも、自分の欲求や状況に合わせた練習をできるメリットも感じており、「いろんなスタイルの選手と練習できるし、この強化をしたい、と思ったら(練習場所を)選択できる良さが私には合っている」と話した。

 当初62キロ級でのパリ五輪を目指していた尾崎だが、昨年の同大会で敗れ、可能性がほぼ消滅。その後、代表が空位のままだった68キロ級に転向すると、12月の全日本選手権、今年1月のプレーオフと制して、大逆転で五輪代表権を勝ち取った。転向当時はリミットに満たなかった体重も、現在は「68キロ以上ある。体が大きくなっていくのが凄くうれしいし、体が格好良くなっていくのもうれしい」と笑顔で話した。

 「進化していく過程を全部楽しめている」という尾崎の理想は、何と「キン肉マンみたい(な体)になりたい」だという。2カ月後に迫った超人オリンピック、ならぬパリ五輪では、完璧に仕上がった肉体で頂点へと駆け上がる。

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