2敗の湘南乃海敗れる 3敗で琴桜、大の里、欧勝馬と並び優勝争い大混戦! 大関・豊昇龍は勝ち越し決める

[ 2024年5月23日 17:57 ]

<夏場所12日目>若元春(右)をすくい投げで破る琴桜(撮影・沢田 明徳)
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 大相撲夏場所は23日、東京・両国国技館で12日目の取組が行われ、大関・豊昇龍(25=立浪部屋)が西前頭7枚目・御嶽海(31=出羽海部屋)を寄り切り、8勝4敗で勝ち越しを決めた。

 大関・琴桜は関脇・若元春と対戦。軍配は琴桜に上がったが、物言いがついた。しかし、軍配通りとなって琴桜はすくい投げで勝ち。3敗を守った。

 2敗で優勝候補筆頭の湘南乃海は、西関脇・阿炎に押し出され、3敗目を喫した。湘南乃海が首位から陥落、優勝争いはし烈を極めることとなった。

 3敗の西前頭筆頭・大栄翔は、西前頭5枚目・明生に勝ち越され、4敗に後退した。

 対して、同じく3敗の西前頭14枚目・欧勝馬は西前頭9枚目・正代をはたき込み、4連勝。まげを掴んでいたか協議する場面があったが、掴んでいないとの判断が下された。

 注目の優勝候補対決となった西前頭16枚目・宝富士と西小結・大の里の一戦は、大の里が押し出しで勝利。9勝目をマークした。大の里は明日、6連敗中の西前頭4枚目・宇良と対戦する。

 復帰4日目の高安は、連勝の勢いをそのままに西前頭3枚目・翔猿をはたき込みで下し、6勝目を挙げた。

 12日目を終え、首位は9勝3敗の琴桜、大の里、湘南乃海、欧勝馬の4力士となった。

 今場所は3年ぶり三役復帰の朝乃山と春場所で110年ぶりの新入幕優勝を成し遂げた尊富士が初日から休場。2日目から横綱・照ノ富士と大関・貴景勝、3日目から高安、7日目には大関・霧島と関脇・若元春が休場し、三役以上9人のうち5人が不在の異常事態となった。高安は9日目の20日から再出場するも、11日目からは再入幕の水戸龍の休場が発表された。

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