【U16陸上】黒田六花、1000mV ドルーリー朱瑛里の背中追う15歳「“憧れ”だったら勝てない」

[ 2023年10月21日 15:52 ]

陸上・第17回U16陸上競技大会第2日 ( 2023年10月21日    愛媛・ニンジニアスタジアム )

U16陸上大会の女子1000メートルを制し、表彰式で笑顔を見せる黒田
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 U16陸上大会の女子1000メートル決勝が行われ、黒田六花(りっか、岡山・京山中3年)が2分48秒49で優勝した。

 「スピード練習が不足していて、予選までは不安があったんですけど…。昨日の予選がある程度うまくいったので、決勝への自信になった」

 今年8月の全国中学体育大会で1500メートルを制し、迎えた今大会も1000メートルで結果を出した。ただ、大会記録(2分45秒84)に及ばなかったことから「もうちょっと(タイムを)出したかった」と悔しさも口にした。

 その大会記録を持つのが、1学年上のドルーリー朱瑛里(津山高1年)。同じ岡山とあって、昨年度までは中学生同士で同じレースを走ることが多かった。「だいたいドルーリーさんが1番になるので。自分がいつも2番みたいなのが多かった」。今年からドルーリーが高校生となったことから舞台は違ったが、その存在を意識している。

 「来年からは同じ舞台で戦うと思うので。“憧れ”だったら勝てない気がするので、追いつこう、追い抜こうという姿勢で頑張りたいなと思います」

 4人きょうだいの長女で、長男・朝日は青学大2年。今月に開催された出雲駅伝では2区を託されて区間賞を獲得した。その走りを自宅のテレビで見て、自らの発憤材料ともなった。

 「大きい舞台で結果を出す力は自分にも真似できると思うので。尊敬できる兄でもあるし、1人のアスリートとしてライバルでもあるのかなと思います」

 今後に向けて「全国とか世界とか、どんどん大きな大会に出たい」と意気込む15歳。身近な存在からも刺激を受けながら大舞台を目指す。

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