リーグワン静岡・藤井新監督「しぶといチームを作りたい」サニックス流+ジョセフ流で4強目指す

[ 2023年10月21日 15:02 ]

静岡ブルーレヴズの監督就任会見に臨んだ藤井氏(左)と山谷社長
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 ラグビーリーグワンの静岡は21日、浜松市内で藤井雄一郎新監督(54)の就任会見を開いた。

 藤井氏は日本代表の強化委員長やナショナルチームディレクター(NTD)を務め、19年W杯では史上初の8強入りしたチームを下支え。宗像サニックスで監督を務めていた18年以来となる現場指導への復帰に、「元々現場に長くいたので、次は監督をやりたいと思っていた。しぶといチームを作りたい」などと抱負を述べた。

 事実上の廃部となった宗像サニックスでは05~18年の長きにわたり監督を務め、トップリーグで最も低予算と言われたチームで独自のアタッキングラグビーを築き上げ、強豪を破るなどのインパクトを残した。静岡も旧ヤマハ発動機時代の14年度に日本選手権を制して以降はタイトルから遠ざかる。リーグワンでは2季連続8位と中位に留まっており、「(他の)どのチームからも勝ち星を計算に入れられている。全員が悔しさというか、それを意識して、トップ4に入れるチームを作りたい」と話した。

 新監督就任に当たっては、長年ジョセフジャパンのスクラムを指導した長谷川慎氏も復帰し、昨季まで監督を務めた堀川隆延氏はディフェンスコーチとして残留する。心強いスタッフとともに、藤井新監督自身も日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチの傍らでコーチスキルを学んできており、「コンタクトエリアの強さ、強化方法はジェイミーが一番得意なところで、しっかり見てきた。あのころ(宗像サニックス時代)とは頭の使い方が全然違う」と世界屈指のコーチングで上位進出を目論む。

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