ラグビー日本代表次期HC候補の東京ベイ・ルディケHCが意欲「自分ができることを」 最終面接は11月

[ 2023年10月21日 15:43 ]

練習試合後にファンサービスで来場者とハイタッチする東京ベイのルディケHC
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 ラグビーリーグワン1部で東京ベイのフラン・ルディケ・ヘッドコーチ(HC、55)が21日、日本代表の次期HC候補に挙がっていることを認めた。

 2部の東葛と千葉県我孫子市内で行った練習試合後に取材対応。日本協会が人材コンサルティング会社とともに進めている選考に応募したことを認め「コミュニケーションも取れているし、フェアなプロセスでやってくれている」と明かした。

 今後は最終面接を経て、候補の中から絞り込まれる。「細かい日時は決まってないが、11月に最終面接がある。自分ができることをしっかりやっていきたい」と意欲を示した。

 代表HCに就任した際は東京ベイを離れることになるが、すでに石川充GMと話し合いを重ねており、バックアップ体制も整っている。ルディケHCは「協会から正式に就任要請があった際のプランについては、石川GMと話している。(正式に)決まってからプランを発表したい。自分が去ってもチームが回るようにしている」と説明した。

 昨季はチームを頂点に導いた指揮官。代表HCへ応募した経緯を「8年間、日本ラグビー界にいて、若手を育ててきた自負もある。日本のチームでやる責任感もあるので光栄だし、エキサイティングだ」と話した。

 一方で、現在はリーグワンの新シーズンに向けた準備を進めている。この日の練習試合は27―73で敗れたが、若手を積極起用し経験を積ませるなど順調で「チームの準備も大事。クボタ(東京ベイ)でいいスタートができるようにも準備している」と語った。

 本紙の取材では、オーストラリア代表のエディー・ジョーンズHC(63)、17年からニュージーランド代表のディフェンスコーチを務めるスコット・マクラウド氏(50)も同じく最終候補に挙がっており、三つ巴の様相となっている。

 ◇フラン・ルディケ 1968年4月24日生まれ、南アフリカ出身の55歳。選手生活ののち指導者に転身。スーパーラグビーのキャッツ、ブルズで計9季指揮を執り、ブルズで09、10年にリーグ連覇。16年から現職。国代表では15年W杯でフィジー代表のFWコーチを務めた。家族は妻と三つ子を含む4子。

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