【ラグビーW杯】WTBジョーダンがハットトリック ロムー超え1大会最多記録更新にも王手

[ 2023年10月21日 07:38 ]

ラグビーW杯フランス大会準決勝   ニュージーランド44―6アルゼンチン ( 2023年10月20日    サンドニ )

トライを決めるウィル・ジョーダン(AP)
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 2大会ぶり4度目の優勝を目指す世界ランキング2位のニュージーランドが、同7位のアルゼンチンを44―6で下し、2大会ぶり5度目の決勝進出を決めた。WTBウィル・ジョーダンは3トライを記録し、今大会計8トライでランキングトップに浮上。99年大会のジョナ・ロムーらが持つ、1大会の最多トライ記録に並んだ。

 21年にワールドラグビー(WR)の最優秀新人賞に輝いたスピードスターが、圧倒的な決定力を見せつけた。まずは3点を追う前半5分、右の大外でSOモウンガからの飛ばしパスをもらい逆転の1トライ目。後半22分には本来とは逆に左隅で2トライ目を挙げると、圧巻は同33分の3トライ目だった。

 ラインアウトから自陣22メートルライン付近でパスを受け取り、まずはランだけでハーフウェーラインまで突破。ディフェンスが迫ったところでショートパントを上げると、ゴール前で首尾よく捕球し、タックルを浴びながらもインゴールへなだれ込んだ。これで20年11月の代表デビューからテストマッチ30試合で通算31トライ。試合数を上回る量産ぶりで、いまやオールブラックスに欠かせぬ存在だ。

 試合開始前は通算5トライでランキング2位タイだったが、6トライのダミアン・プノー(フランス)を抜き去り、一気にトップに浮上した。また8トライは99年大会のジョナ・ロムー(ニュージーランド)、07年大会のブライアン・ハバナ(南アフリカ)、15年大会のジュリアン・サベア(ニュージーランド)に並ぶ最多記録。28日に控える決勝では、歴代最多記録の更新にも期待が掛かる。

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