サニブラウン　まさか…左脚つり最下位　準決からふくらはぎ違和感

陸上　日本選手権最終日 （ 2023年6月4日    大阪市・ヤンマースタジアム長居 ）

＜陸上日本選手権＞男子100メートル決勝、8着に終わるサニブラウン（撮影・平嶋　理子）
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　優勝候補筆頭のサニブラウンは8位に終わった。10秒26だった準決勝のスタート時から左ふくらはぎに違和感を感じ、決勝でも「セットした時に急にきて“ああっ”って」と左脚がつった。重点的に練習してきたスタートで出力できず、10秒59の最下位となった。米国から帰国したばかりでコンディション調整が難しかった中でも「スタートラインに立っているので走らないわけにはいかない。責任とプロとしての心構え」と語った。

　昨夏の世界選手権で7位入賞しており、一発内定となる参加標準記録10秒00突破へ向けて仕切り直す。「日本選手権は通過点」と言い「ここから1、2段階くらい上げていかないと。気を引き締めていかないといけない」と巻き返しを期した。

　≪坂井　地元で初V≫坂井が地元・大阪で初優勝を飾った。得意のスタートで飛び出し、そのまま逃げ切ってゴール。直後のインタビューでは「本当にうれしい。自分が想像していたレースができた」と感極まった。大会直前に左アキレス腱に痛みが生じ、この日の準決勝前に再発。一時は棄権も考えたというが「こういう状況が今後もあるかもしれない」と思いとどまり、サニブラウンらとの頂上決戦を制した。

　▼2位・柳田大輝　悔しい。最後は自分の詰めの甘さが出た。最後勝ち切れなかったらだめなので次は負けないようにしたい。（レース後は号泣）

　▼3位・小池祐貴　手応えは良くなかった。緊張感の中でちゃんとした走りをするのはまだできないのかなという感じ。