サーフィン松田詩野がパリ五輪代表に 全競技を通じ日本勢内定第1号

[ 2023年6月6日 04:20 ]

サーフィンワールドゲームズ第6日 ( 2023年6月5日    エルサルバドル・ラボカナなど )

松田詩野
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 24年パリ五輪予選を兼ねて行われ、敗者復活6回戦に回った松田詩野(20)のアジア1位が確定し、事実上、パリ五輪代表に決まった。松田は全競技を通じて日本勢初のパリ五輪代表内定者となる。

 ワールドゲームズ(WG)は世界選手権に相当し、今年は南北米大陸を除く大陸別(アフリカ、アジア、欧州、オセアニア)1位となった選手に、来年のWG出場を条件に五輪出場権が与えられる。日本連盟は条件を満たした選手を来年2月下旬にプエルトリコで開催予定のWGに出場させることを決めており、松田のパリ五輪代表が決定的となった。

 アジア1位争いをめぐっては、同じ日本勢で東京五輪銅メダルの都筑有夢路(22=木下グループ)が敗者復活4回戦で、東京五輪代表の前田マヒナ(25)が同5回戦で敗退。他のアジア勢は唯一勝ち残っていた中国選手も同5回戦敗退が決まったため、松田のアジア1位が決まった。

 松田は神奈川県茅ケ崎市出身の20歳。6歳からサーフィンを始めて幼少期から頭角を現し、18年の世界ジュニア選手権U16の部で準優勝するなど活躍。東京五輪代表争いでは一時条件付き内定を得ていたが、その後に出場権を逃していた。


 ▽サーフィンのパリ五輪出場選手選考方法

 男女ともに出場枠は24人。1カ国あたり男女各2人が上限だが、22年と24年のWG団体優勝国には追加で1枠与えられる。日本男子は22年WGで団体優勝したため、最大3人が出場できる。

 出場選手の決定方法は以下優先順位で決まる。

 (1)23年のチャンピオンシップツアーの上位選手(男子10人、女子8人)

 (2)23年WGの大陸別(アフリカ、アジア、欧州、オセアニア)男女各1位

 (3)23年パンアメリカンゲームズの男女各1位

 (4)24年WGの男子上位5人、女子上位7人

 (5)24年WGの男女各団体優勝国に1人

 (6)22年WGの男女各団体優勝国に1人

 (7)開催国枠男女各1人

 (8)ユニバーサリティ枠男女各1人

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